うつ病にされて、思うこと(6)
何かの拍子に今日はがんばろうから、もう無理の気持ちになるとしばらくは引きずる。
うまく仕事復帰した時も、少しセーブと言いながらも職種ゆえで実際そうもいかない。
ここでいつもよぎるのが、
「うつ病抱えていることを打ち明けるのか」
もし打ち明けたとしても、後々の悪さを感じてきそうですごくイヤなのです。
悪さというのは、逆に言ってしまったことによる他の人からの気遣いで余計に神経過敏になりそうでしんどくなる。
何も言わなければ何も起こらない。
会社勤めしていると、面倒なことが起こるというのもないともいえない。
日々何かしら揉めごとがある。
復帰後は順調とまではすぐにはいかず。
睡眠障害は全然治っていない中だったので、仕事中何度もだるさに襲われる。
それでもいつもと変わらない「元気だった頃の自分を演じる」ことを続ける。
ある日会社の人から「調子が悪そう」と言われたことがある。
「え!?そんな風に見えますか」の私からの問いかけに
「いつもと何か違う。無理してないですか?」
「暑いですからね。ちょっとバテバテだけど、やる気はあるから」
カラ元気ってやつです。でもそうでもしないと息苦しくてどうしようもない。
少しずつ減薬もうまくいき、一度完治したことがあります。
しかし、完治して1ヵ月後再発してしまった。
それもまた友だちの本当にしょうもないLINE。
私のTLを見て…
うつ病にされて、思うこと(5)
退職をして、家での静養にしても何かするわけでもなく、最初のうちはただ寝ているばかりで、働けなくなったことに悲観に暮れていました。
Twitterでも苦しみをつぶやいていたことも何度かあって、心優しいフォロワーに励ましの言葉をいただいたりして、同じように苦しんでいる中に元気になる希望を捨てていない方が本当に多かった。
今は静養が1番。よくなるかどうかの不安はあるにせよ、優先すべきは静養なんだ!と。
そう思いながらも体調の波に左右され、やっぱりダメなのか…落胆することもありました。
そういうことの繰り返しのTLを見ていた友だちに久々会った時に言われた一言
「一歩前に進むと言いながら全然だな」
常にネガティブ思考でTLでグダグダ言ってる人に言われたかない。
これは私がずいぶんよくなったあと、いろいろあったので、その時の中の会話。
先行きの不安を感じながら、このまま無職でいることも余計に自分を追い詰めているようにも思えていた。
でもここで就活するにもまだ盤石とはいえない体調。
前に行きたくても行けない気持ちは何とも言えないもの。
幸い病院から初診から処方されてる薬が効いて、発症してから4ヵ月半経った頃、うつは寛解していると先生から告げられる。
退職した会社に電話をし、また採用が決まって再び私は社会に出ることを選びました。
うつ病にされて、思うこと(4)
あまりにも体調が悪く1度仕事を辞めたことがあります。
一身上の都合ということにしました。
うつ病の診断下った時点で、自分がどこまで持つのか不安がありました。
ここで迷ったのが、自分がうつ病を患っていることを会社に打ち明けるか打ち明けないのか。
打ち明けた途端、まわりが腫れ物を触られる感じでますます居心地が悪くなった。
なんならさっさと辞めたらいい。
そんなTLをたくさん見ました。
まわりの反応の冷たさを感じられるようにも思えるが、私の見解は、
打ち明けられた会社側はどう対応すればいい?
常に気にかけていかなくてはいけない。
1人にばかりそれはなかなかむずかしい。
部署を外したとしたら…自分はやっぱりダメとマイナスの気持ちを与えてよくない。
実際打ち明けた人のTLには、打ち明けたら退職することになった。
言わなければよかったか…
この時の私はまだ気持ちの不安定さが激しく、嘆きのTLを見ては、気持ちが左右されてどうしようかと悩むことがありました。
退職又は休職をするのも、結局自分の意思でいかないと。
だんだん仕事の集中も途切れて気持ちが全然乗らない。
息苦しさはいつもよりひどい。
もうこれはダメかもな。家での静養をする!
そう決めた。まず休まないと前には進めないなぁ~
バリバリ仕事していたのに、悔しさはある。
続けたくても体がついてこないんだから仕方がない。
こんな状況でも私をうつ病にした友だちは我がとにかく大事主義にTwitterに染ってしまったので、まわりがどうなろうとまったくおかまいなしで、好きなフォロワーに相変わらず心配のリプライを送っている。
家で静養するために退職はしたけど、実は親にもうつ病に患っていることを打ち明けていなかった。
そのうち治まるとずっと思っていたこともあるので。
ましてや友だちの暴言が原因だなんてとてもじゃないが言えない。
会社での人間関係がこじれてうつ病になったとかならまだ説明ができる。
親に打ち明けることの迷いはしばらく続きました。
こんなことで迷うて情けなく思い、うつ病の原因はあえて伏せて、うつ病で調子悪くなったから退職したことを親に打ち明けました。
親の反応は…
ゆっくり休みなさい。
うちは親が厳格なので、私にしたら
「意外な答え」でした。
うつ病にされて、思うこと(3)
眠れても悪夢にうなされる、そんなTLをよく目にしていた。
元気な頃は夢を見ることはあったけど、普通というか気分を害するほどでもなく。
発病してからは夢を見なくなりました。
悪夢を見るある程度の覚悟というものはありながら、誰しも見るわけではないんだなぁの率直な感想です。
処方されてる眠剤は寝つきはいいけど、ずっと同じ量で飲み続けると、仕事に支障をきたすほど眠気が取れなくなるので減薬したりする。
しかしそれでしばらく落ち着いてやれやれとなった頃には今度は寝ても1時間ほどで目が覚める。
まだこんな時間か、はぁ~とため息。
目が覚めてもずっと起きてるのではなく、またすぐに眠りに入る。
でもまた1時間で目が覚める。
満足に寝られないから、結局仕事中眠くなる。
また眠剤の量が元に戻るの繰り返し。
そういうのも先生に
「自分で眠剤パキッと割って調節しようと思うのですが大丈夫でしょうか」の念押しはしている。
睡眠障害がひどくなる度通院もしんどい。
自分でやれるなら楽。
眠剤飲むは毎日欠かせないけど、錠剤を2錠飲むはやっていない。
どんなに多くても1錠にしている。
うつ病の方はずいぶん前から寛解しているので、たまにしんどいはあるけど、そんなときでもとりあえずは会社に向かう。
仕事に集中してたら気持ちにスキを与えなくていいので、私にはこれがよかったりする。
変な間があると、あれこれ脳内をかけめぐって、負を思ってしまい仕事が苦痛に思えてくることがありました。
これはよくないなぁの反省な部分でもあって。
うつ病にされて、思うこと(2)
私は社会人をやっていながら、今は月1回通院している。
なんで通わなきゃ行けないんだよ!の面倒はある。
その日はあえて仕事休みの曜日にしている。
というのも、会社にはうつ病であることを打ち明けていません。
なので障害雇用とかではなく、普通の人となんら変わりない仕事をしているため、時々ぐったりすることも。
自身は負けず嫌いの性格でもあるので、早退をすることもせず去年の5月から欠勤もせずにいる。
休みたいの気持ちはあったりする。
ものすごくひどかった時は会社に体調がよくないと報告するだけにとどめていたりして詳しいことは言葉を濁して休んだりした。
仕事に行く電車の中で咳き込んで、苦しくなって出勤をやめて家に引き返したことも何度か。
咳き込む時点で何か気持ちに負荷がかかってるんだとムリはしないとそれは今でも思う。
幸い咳き込むこともずいぶん減って、引き返すこともない。
コホコホと咳をするのも職場内のホコリとかもあるので。
実はこの咳も発症当初けっこう続いていました。
発熱をして会社を休み、発熱が落ち着いたと思ったら今度は咳が止まらない。
風邪か仕事疲れか、そんな軽く思っていたわけで。
4週続いてただ事ではないのかな…と思いきや、プツリと咳をしなくなった。
治まったことだし、これで大丈夫!が全然大丈夫じゃない。
今度はなぜか息苦しくなってきた。
涙がボロボロ出るし、無口になってしまった。
何もやりたくないという虚無感に襲われていたのと、友だちのTLを見ては過剰なまでのいら立ちがあったり、今までにない気持ちの起伏が激しかった。
友だちがある県(好きなフォロワーが住んでる県)のことをやたらとTLしていた影響からか、その県をテレビで映し出されるとチャンネルを変えたりするほどの拒絶反応まで起こして、仕事でその県名を見ては伏せてしまったり。
なんかもう完全におかしくなってしまったのを感じ始めた。
咳き込んでいたのは、うつ病から来るストレスが原因。
4週間も続くはさすがに長いとは思っていた。
うつ病のストレスってわかっていたら、病院に行くのも、早まっていたと思います。
いろんな思いを聞くことができたこと、Twitterではありましたが、気持ちの浮き沈みがひどい時に入ることに余計に左右されるというのを、その時はまだ気づかずにいた。
しんどい時こそネットなどの情報をシャットアウトして静かに休養することも必要なんだと思う。
うつ病にされて、思うこと(1)
いつも元気で仕事もしていたので、多少の疲れとかはあるにしても、「病む」ということはなかった。
やりたいことがたくさんあって、それなりに充実していた。
友だちがうつ病だっただけに、どう対応すればいいか悩んだことも。
友だちからのあれこれの要求に私は何も言わず
「うんうん」ということがいいんだと思っていた。
というのも、ものすごく慎重でいたわけで。
友だちがうつがひどい時はずっと黙ったままで表情を変えない。
どうしたらいいか本当にわからないものでした。
もし私の一言が何か癪に障り、最悪な事態になりかねない、怖いと思いました。
それで何でも聞いてあげようとなって、友だちはボロクソにお構いなしに言ってきても、
「そうだね」て笑っていられる余裕がありました。
2年4ヵ月前の2月初め頃の夜、
私が自撮りを送ったところ、友だちからの私の自撮りに犯人のように目だけをモザイクかけて、それと暴言と(以前のブログにも綴ってます)
その夜から私の中で急変したことが「うつ病」の始まりなのですが、
実はもう少し前に、友だちからとても気持ちの悪い画像と動画を送ってきたのです。
そういうのは以前からよくあったのですが、私もいいかとずっと何も言わずにいました。
気持ちの悪い画像と動画がしばらく頭の中から離れなくて、ものすごく苦しみました。
もう2度と送らないで!と言いたかったけど、結局それも言えずにいました。
もしかしたら、何も言わずただ「うんうん」て言うことを聞いてあげていたことで、心に少しずつ友だちに対してストレスがたまっていったのかもしれない。
もし率直に言ったとしてもすんなり聞くようにも思えなくなってきた。
あるツイッタラーにのめり込んでから、だんだん変わってきていたことにも少しずつわかって、何かが欠けてきている!と思ったら、
「デリカシー」と「ツイッタラーと私の対応の差」だった。
その決定付けたのが私の自撮り、そしてツイッタラーがupした画像でした。
それが同日のことで、ここで「差」をみせつけられてしまったのです。
友だちは編み物も着物も全然興味がない。
まったく興味が編み物のカバンを大好きなツイッタラーがupしただけで秒殺で「いいね」をしていたのがお昼。
私が友だちに自撮りを送ったのがその日の夜。
そのあと友だちは「眠剤飲んで寝るか」とTLしていた。
友だちからの私の自撮りをモザイクかけてきたあと、私は自然に眠ることができなくなり、不眠不休というやつで仕事もしていた。
元々痩せているのですが、寝られなくなってから体重がどんどん減って、これは本当にヤバイまで来てしまいました。
元はよく寝ていたんだから不眠もそのうち治ると信じていたのです。
もうダメ…そう思って病院に行ったのが発症して2ヵ月後のことでした。
Twitterやめて、思うこと(9)
やめて後悔はもちろんないし、同時に友だちとも切れて、今は充実している。
余計な情報や人の勝手な見解なんぞもういっぱいいっぱい。
うつ病が落ち着いていた時、たまに息苦しさを感じるとTLしたところ、
再発してる!とリプライが来たことがある。
本当なのですか?そう詰め寄ると、
自分経験だから間違いない!
そう言い切るけど、結局自信なさげで返ってきた答えが、
病院に行って先生に診てもらった方がいい。
そういう答えなら誰でもできるし、再発とかまだ決まってないんだし不安をあおるな!と思いました。
結局診察してもらったら、再発ではなく、自律神経失調症だった。
うつ病は寛解(症状が抑えられていて普通に生活できるところまで回復)のまま。
自分経験が誰しも当てはまらないっていうこと。
はっきりしたことはやはり病院に行くしかない。
再発したのかと病院に行くまで落ち込んだりした。
長く療養している人は、ある程度の知識も得てくるようになるだろうけど、励まし程度にとどめておいた方がいい。
絶対そうだ!の絶対てなんだよって思う。
自分は医者じゃないから、って言うのなら余計に突っ込まないことだな。